『雪希ちゃんは、更生することが出来ると最初から思っていた。雪希ちゃんは、なにかと優しい子だって、繊細なんだなって思ったよ。だから、いつかそんな雪希ちゃんには助けてくれる人が現れるとはみんな思っていたさ。雪希ちゃんはこちらの世界へ来るべきではなかった。雪希ちゃんはいつか報われるから。あの時、俺らが止めるんだったな、一生の傷を作るなと、ごめんな、止められなくって』

『いえ、ライさんが謝ることじゃないです』

『雪希ちゃん、その人のことを見失っちゃだめだよ?俺みたいに、ならないでくれ』

『はい』

『雪希、頑張れよ!』

『応援してる!』

『雪希ちゃんのおかげで、元気もらえたよ』

『私も頑張ってみる!』

『進め、雪希ちゃん!』

『はい!』

私は、笑を浮かべてスマホを充電器に繋がた。

「ありがとうございます、みなさん」