意識が遠くのが自分でもわかる

まだ、いやだ。まだ、いや。

まだ、やらなきゃいけないことがあるの

まだ、あの人の名前を……

私は必死に手を伸ばした


誰か助けて…








(いつまで寝てんだよ…眠り姫…)



私はハッと目を開いて辺りを見渡した


私の体は汗でびっしょりになっていた


私は上半身を起こして、両手て自分の腕を掴んで
抱きしめるようにした


怖かった。私、ほんとに死ぬんじゃないかって
体の震えがとまらない



はぁ…はぁ…。


でも、誰かが私を引き止めてくれた
どうやってかわからないけど助かった


改めて実感した私の命はそう長くないと