先生は、身体の確認をした

「うん…回復に向かってるもう数日寝てれば治るよ
ご両親に連絡するから」

そう言って頭をポンポンされた

そっか…私危なかったのか

だけど、なにか大切な……あ!

私は重い手で呼吸器を外した


「せ…せんせい……だれか…男の子…が…お見舞いにきて…くれませんでしたか?」

先生は看護師さんの方を向いた
看護師さんは首を横に振った

「残念ながら私たちは見ていないよ」

私は少し息を吐いた