私は必死に誤魔化した

「それに、あの日以来会ってないし!
もう顔だって、あやふやになってきたし!」

「でも、気になるんでしょ?」

私は何も言えずに下を向いてゆっくりうなずいた

「あんなに、本が似合う人みたことないんです。
ほんとに、かっこよかった。」

「それで、私に何をしてほしいのかな?」

看護師さんはまたもやニヤニヤしていた