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「はぁ……」
息を潜めること、4ヶ月。
毎日のごとく送られてくる仕事の量の多さに、御門はため息をついてて。
御両親からの電話の数も、半端じゃないし。
「御門、少し休憩したら?それと、私も手伝うよ」
「いや、お前は休んどけ」
「ええ?でも、家事の殆どは御門がしちゃうから、暇なの。PCだったら、私にも出来るわ」
「……お前がやったってバレたら、また、仕事が増えるだろ……」
「そうなったら、また、2人で捌きましょう?」
子供は順調。
今、6ヶ月。
もうすぐ会えるね、なんて言いながら幸せに身を隠しながら暮らす日々。
「帰らなくて大丈夫なの?御門」
「帰ったら、強制結婚だろうから。帰らない」
「でも……」
私のことはいいから、家に戻りな?
そう言いかけて、私は飲み込んだ。
この言葉は、私も御門も嬉しくない。
「……離れないから」
けれど、彼は察したみたい。
「家も、会社の地位も、何もかもを捨て去っても、夏咲を手放すことはしない。絶対に、だ」
……ここまで想われるの、嬉しい。
けど、本当にこのままでいいのか、不安になる。