いきなり現れた火柱に戸惑

いながらも必須に剣で抵抗

するが、炎を切る事はでき

ない。そちらに気が向いて

る間にティアは急いで駆け

寄った。少年と少年の側で

倒れている女性を見る。女

性は既に遅かった…だが少

年は気を失っているだけら

しい。


(ここは逃げなきゃ)


すかさず精霊魔法を発動す

る。


『来たれ!!疾風の支配者シ

ルフィ』


言葉を発し終えてすぐ、大

気に無数の風の精霊達が集

まりはじめた。