《ここは…何処だ…》


《目を…覚まされましたか

な!?》


霞んだ視界がはっきりして

いく。


窓一つない八畳ほどの部屋

に、クロードは両手を天井

からクサリで繋がれていた




《あぁ、体はまだだが…


目はよく見える。嫌な顔


が…な》


《それは大変失礼いたしま

した…》


ジャティスが心にもない


事を言う。


《残念な事に…クローディ

ス様は御乱心とゆう事で


頭を冷やして頂く為に


しばらく…休養して頂き


ます》


《監禁の間違いだろ》


そうゆうとジャティスの


口元が一瞬つり上がるが、

すぐに真顔に戻って、


《めっそうもございません

…しっかりと休養して


頂いたらすぐに出て頂ける

のでご安心を…》


と取り繕った。