セシルドはクロードを


見ていた。常時警護とは別
 ・・
に監視の役目もあるのだ。

もちろん審問局とのやり


とりも見ていた。


あれでは後で何を言われる

かわからない…ただでさえ

クロードの事を良く思わな

い者も多い…


それでもクロードの気持ち

がセシルドにも痛いほど


よくわかった。


しかし…


嫌な予感がする…


それを予期するかのように

連絡蝶がセシルドの肩に


止まった。


連絡蝶…隠密部隊が使う


伝達手段。


ソリオンからの絶対招集…

何をおいても第一である呼

び出しだった。


クロードへ視線を移す。


言いようのない感情を


胸に姿を消すのであった。