《お前らぁ…それ以上


そいつに触れるんじゃ


ねぇ…今のオレは何をする

かわからんぞ》


空間そのものが凍結するか

のような剣気…クロードの

瞳が怒りに満ちていた。


《ひぃ!!》


兵士は頭をかかえ、うずく

まる。


《な…何を…これは立派な

反逆罪ですぞ!!》


頬を引きつらせたジャティ

ス局長が声を震わせる。


《この場からとっとと…


消えろっ》


《……》


クロードを睨むジャティス




《こんな事をして…ただで

は済みませんぞ》



ギロっと睨むクロード。


《くっ…》


後づさるジャティス…


そして、そそくさと出て


いった。それを追って


兵士も慌てて出ていく。