《……》


《何をそんなに怒っておい

でかは解りませんがご理解

いたたけましたかな…》


ジャティスが目で合図する

。あたふたしながら見てい

た兵士がわかったとばかり

に腰を上げる。


落ちた鉄槌を構え直し


てジャティスの方を確認


した。


《さぁ、こんな所へおられ

ては魔族の汚れた血が着き

ます…自室へお戻りくださ

い》



それでもただうつ向き立ち

尽くすクロード。


《メギメギ…は……誰も


うら…んで……ないメギ


…よぉ》


それを聞いた瞬間、タガが

外れた。


ドコォ〜ンとゆう凄まじい

音と共にクロードの隣の


壁がへこむ。頑強なコンク

リートがドカドカと落ちて

くる。