これはマンションの隣に引っ越してきたまだ若い30代の奥さんから聞いた話です。

ある日、奥さんは息子を連れて近所の小さな公園に遊びに行きました。
やがて辺りも夕暮れになり、そろそろ帰ろうかと思って、砂場で遊んでいる息子のもとにしゃがみこみました。
帰るわよと声をかけたその時でした。

奥さんは着ているパーカーのフードをくいっと後ろからひっぱられました。
はっと驚き、後ろを振り返りますが、誰もいませんでした。
気のせいかな?とも思って、再度、砂場の息子の方をみました。息子は砂場遊びに夢中でした。
仕方なしに奥さんは立ち上がって、息子を連れにいこうとした時です。

今度はぐいっと強く、後ろからパーカーのフードをひっぱられました。奥さんは再度驚き、振り返りますがやはり誰もいませんでした。

なんだか怖くなった奥さんは息子を連れて家に帰りました。

やがて家に着き、その日の夜。
息子さんを寝かしつけた奥さんは、リビングのソファーに座ってまったりしていました。しばらくたって自分も寝ようかと思い、着ていたパーカーから寝巻きに着替えようとした時です。

ソファーの後ろからパーカーのフードを誰かに掴まれ、ひっぱられ、ぐいぐいと首を絞めつけられたのです。奥さんはバタバタと必死になって振り返ると・・・

そこには息子と同じくらいの年齢の少女が奥さんをひっぱっていました。
ものすごい力でひっぱられ、首を絞めつけられた奥さんはその時はそのまま気を失ってしまいました。



その少女が誰だったのか、今でもわからないそうです。