「なに?」 と私が聞くと 「なんでもない。 じゃあ、また明日。」 といって圭介は先に行ってしまった。 言いかけて止めるの気になるからやめて欲しいと思いつつ私は圭介の後ろ姿を見送った。 そして、私も戻ろうと会議室を出ると 「ねえ、あなた、成瀬くんと付き合ってるの?」 と聞かれた。