「あ、私の唐揚げ!

圭介のばか!」
と唐揚げをもぐもぐする圭介の腕をバシバシ叩く私にこの悪魔は言い放った。


「好きなものは先に食べておかないとな。

置いておいた陽咲が悪い。」

そう言われて私はなにも言い返せない。

私はお弁当を片付けて部屋を出ようと立ち上がるとガシッと腕をつかまれた。