慌てて、手の中で握りしめていた名刺入れから名刺を2枚取り出し、それぞれに渡す。
そして、ふたりの間に挟まる形だったのを一歩ひき、3人の形が小さな三角形になるようにしてから自己紹介をする。
「エトワールプロダクションの関口あやと申します! よろしくお願い致します!」
「あやちゃんね。 俺は小野原誠で、こいつは悠」
受け取った名刺を眺めながら、美容院の前で止まっていた男性は誠と名乗り、隣にいる王子さまのことを悠と紹介してくれた。
誠さんと、悠さんね。
同じ苗字だし、さっき道の向こうから見てた親しげな感じだと・・・親戚とか?
兄弟にしてはあんまり顔が似てない気がするし、年齢が離れてるような・・・?
誠さんは30代後半近くぐらいに見えるし、悠さんは私と同じぐらいか、少し下ぐらいに見える。
「ところで、あやちゃん。本当にこいつをスカウトする気なの?」
そして、ふたりの間に挟まる形だったのを一歩ひき、3人の形が小さな三角形になるようにしてから自己紹介をする。
「エトワールプロダクションの関口あやと申します! よろしくお願い致します!」
「あやちゃんね。 俺は小野原誠で、こいつは悠」
受け取った名刺を眺めながら、美容院の前で止まっていた男性は誠と名乗り、隣にいる王子さまのことを悠と紹介してくれた。
誠さんと、悠さんね。
同じ苗字だし、さっき道の向こうから見てた親しげな感じだと・・・親戚とか?
兄弟にしてはあんまり顔が似てない気がするし、年齢が離れてるような・・・?
誠さんは30代後半近くぐらいに見えるし、悠さんは私と同じぐらいか、少し下ぐらいに見える。
「ところで、あやちゃん。本当にこいつをスカウトする気なの?」