道の向こうからいきなり声をかけられ、さらに猛ダッシュして来た私を見て、王子さまはかなりビックリした様子。
「あの・・・?」
戸惑っているのが明らかな声で、私を促す。
少し高めだけど、柔らかい印象の声。
私は思いっきり背筋を伸ばしてから、体を半分に折り曲げる勢いでお辞儀をする。
「いきなり声をかけてしまってすみません! どうしても、あなたとお話ししたかったのでっ!」
お辞儀したまま、勢いよく話し出す。
だって、間をあけたら逃げられちゃうかもしれない。
焦る気持ちが話す速度にあらわれて、どんどん早口になっていった。
「あなたと一緒にお仕事をしたいと思いました! 芸能界に興味はないですか!?」
一気にまくしたてて、反応を待った。が、動きがない。
王子さまの表情を見るために、おそるおそる顔を上げた。
「あの・・・?」
戸惑っているのが明らかな声で、私を促す。
少し高めだけど、柔らかい印象の声。
私は思いっきり背筋を伸ばしてから、体を半分に折り曲げる勢いでお辞儀をする。
「いきなり声をかけてしまってすみません! どうしても、あなたとお話ししたかったのでっ!」
お辞儀したまま、勢いよく話し出す。
だって、間をあけたら逃げられちゃうかもしれない。
焦る気持ちが話す速度にあらわれて、どんどん早口になっていった。
「あなたと一緒にお仕事をしたいと思いました! 芸能界に興味はないですか!?」
一気にまくしたてて、反応を待った。が、動きがない。
王子さまの表情を見るために、おそるおそる顔を上げた。