気がついたときは薄暗い部屋にいた。

ベッドに机だけの部屋。

部屋のドアは鉄格子。


そう、ここは牢屋。


何故、私がここにいるのかわからない。


と言うよりも、
私は私が誰なのかもわからない。


言い知れぬ恐怖が私を襲う。