『なんで、、、?』

やっぱり、聞くか。

『好きじゃなくなった。』

嘘じゃない、

本当の理由を言ったら傷つくだろうから。

あえて、言わない。

『そ、んな。やだよ!別れな…『重いんだよ!』

あ、言ってしまった。

まあいいか。

ビクッとして怯える愛梨。

『ごめん、なさい…。だから、もう一度…』

『無理。じゃあ、元気で。』

そう言って、俺は愛梨の元を去った。

後ろで俺の名前を呼びながら泣いていたけど、

それは知らない。