「明日、街に買い出しに行こうと思ってたんだ。ヒオリ一緒に行こうか」


「え゛!?い、いいです!怖いし」


私はかたくなに拒んだ。

何よりも自分が女だとバレたらヤバいだろう。


「大丈夫だよ。ナギに服を貸してもらうから」


「いいってっ」


焦る私を見て、センリは何故か楽しそう。


「多分バレないと思うよ」


「え?なんで?」



しーん。


それには答えてくれないセンリだ。

ギンもカサネも口を閉じた。笑いを堪えている様にも見えた。



「いいからちょっとだけ見に行こう」


「だからなんで~~~!?」



その後、それに関しては一切教えてくれなかった。

私には不安しか残らない。




センリ、実はSだきっと。