俯いてしまった私の頭を、センリがポンポンと優しく撫でてくれた。


「こっちこそすまない。そんな顔させたくないんだけど」


「ううん。私がまだ受け入れてないだけ・・」


「ヒオリの時代とは違う部分も多いかも知れないけど、豊かな部分もあるんだよ」


「例えば?」


「大都市は結構栄えてるよ。ビルもあるし。そこ以外はほとんど隕石で吹き飛んでしまって、後から木や草が生えてそのままだけどね」


「へえー」


「食べ物も美味しいよ」


「あ、それは思った」


「政府がもう建物はこれ以上建てないって。そんな事より優先するべき問題があるから」


「そか・・」



優先するべき問題、とは男女の比率の事だろう。

女がいなくなったら滅ぶだけだ。



「それに俺達は昼間は基本、人間の姿をしていないから」


「え!?そうなの!?」


「その方がいざという時は便利だからな」


私はそれを聞き驚愕した。


「でも、街とか行くと人間の姿の方が多いぜ。年寄りとか子供なんかは別に動物の姿にならなくてもいいし。使い分けすれば問題ない事だし」


ほっ


「そか。良かった。ところでカサネさんは何に変身するの?」


「私?うふ、フラミンゴ(^_-)-☆」



あ、なんだか納得した。



性格と動物は関係してそうだなと感じた。