「ワシにも嫁がいたが病で数年前に死んだ」


「・・・・」


とても暗くて重い話だ。

勝手に頭が下に赴いてしまう。


「とまあ、昔話はいい。お前が手に入っただけでもマシだろう。ココには男が沢山おるし、好みの男もいるだろう。モテ期到来だな、ヒオリよ。ハハハ」


ハハハじゃねえええええ!!

何勝手に決めてんだああああっ


心の中でカグラに百烈パンチした。


「あの、えっと・・お断りさせていただき」

「あ?」


ギョロり。


その場にいた男全員が目を血走らせ睨んできた。


やっぱこれ全然死亡フラグじゃん。