「いでっ!!」

「離しなさい!!」


ドカン、と大きな音がしたかと思ったらツムギさんが男をひっくり返していた。

流石です。カッコいい。


「この女・・」

「なんだあ?」


男たちもまさか女が強いなんて思いもよらなかったらしい。

ツムギさんは見た目はかなりお嬢様だ。フリフリのスカートなびかせてるし。


「ツムギさ・・」


「走って!!」


ツムギさんは私の手を取って一目散に走った。


「まてごらああっ!!ふしゃーーーーっ」


しかしオス猫達はその4本足で簡単に追いついてきた。


ひえええっネコ科足早いよ~~っチーター!?黒豹!?イリオモテヤマネコ!??


サバンナの草原ですかここはあああっ


と半泣きで思いっきり走った。