ソファーの真ん中に座るギンの両隣りに私とカサネ。

そして目の前のソファにはやれやれと呆れ顔のセンリが座っていた。

テーブルに酒の瓶とツマミを置いて宴会状態になった。


「んーやっぱ女はいいな。柔らけーーー」


頬をぐいぐい寄せてくる。

案の定ギンは私にひっついてきた。


「がああっ!嫌だ!馬鹿!私に触っていいとは言ってない!!」


と怒る私。懸命に押しのけ続ける。


「ギンのばかああ!私にもやってよおお」


とギンにしがみつくカサネ。


ああ、地獄だ。

でも自分で選んでしまった。



「で、そろそろ話してもいいか?俺達の事知りたいんだろ?」


とセンリはその光景を気にする事なく話し始める。


「うん!知りたい!・・んもう!離れてってばああっ!!」



まだ始まったばかりだというのに限界だ。

私はギンの隣から逃げだし、センリの横に座った。


「あ、ヒオリ!!おまえっ」


「ギンの横じゃ話もまともに聞けないから嫌!カサネさんと仲良くしてて」


「きゃ~ん(*´Д`)ヒオリってば嬉しい事言ってくれる~」


カサネは大喜びだ。