コツコツコツ・・


ブーツの音が聞こえる。

誰かが入ってきた様だ。



「そこにいるのは分かっている。出てきなさい」


女の声!?


見知らぬ女の声に全員たじろぐ。


「まさか私達より先にココを嗅ぎつけるなんて。とんだ虫共だわ」


「この声は・・」


!?


アサギが青ざめながら声を漏らした。

それを不思議そうに見つめるギン達。


「・・・・」



アサギは目を閉じ、何か考えている様だ。


「行くしかねえか・・」


とギンが角から顔を出そうとしたが、それをアサギが遮った。


「待てギン」

「?」

「私が行く・・」