ギン達が本棚を漁っていた時だ。


「!?」


アサギがいち早く気が付いた。


「銃声が聞こえるぞ」


「え!?」


「あ、本当だ」


クレハも感じ取る。


「遠くだが・・誰か来たのか!?」


「誰が!?」


「センリを殺した誰かって事も考えられるな。今日はここまでにしよう。生きて帰るぞ」


「ギン・・ああ、もちろんだ」



センリとその場にいた兵士達は全員頷き、走り出す。


もと来た道へ。