思い切ってギンの顔を見ると、別の場所を見てた。

ニコニコしてる。

は?なんでニコニコ?

と目線の先を見ると若い侍女達がいた。


侍女達はギンの目線に喜んでいる。

ギンはひらひらと手を振った。


「ギン・・」


アイドル気取りかおんどりゃあああああ(怒)



「なんかやたら見てくるんだよな。モテ期かなコレ」


「はあああん!!?」


ギンのチョづいた発言に喉の奥から声をはりあげてしまった。

それにはナギもイタルさんも驚いていた、そして半分笑っていた。



「この城の女達、やたらギンの事追いかけまわしてるんだよな。確かに今までじゃ考えられない状況だなぁ」


とイタルさん。


いやいやいや、さっきみたいに手を振るからじゃないんですかね。

思わせぶりの態度取ってるからじゃないの!?


怒りに火がついてしまった。

心がモヤモヤしてる。

半分涙目になってしまった。


「あれ、ヒオリどしたの?」


どしたのじゃねえええええ!!