私が通された部屋にも3人の侍女たちが用意してくれていた。


「お待ちしておりました、トキワ様、ヒオリ様」


「え・・と・・」


この人見た事ある。

確か、女性達をまとめてたミツバさんていう人だ。


「ヒオリの準備をしてくれ」


「はい。ではヒオリ様こちらへ」


「えっと・・・トキワ様?」


トキワ様は私の頬に軽いキスをした。


「可愛くなってくれ。楽しみにしてる」


!!!



ヤバい、忘れてた。

自分の立場が未だに王妃になっている事を。