廊下に出ると、隣の部屋からちょうどツカサさんが出て来た。


「あ、ツカサさん」


「やあ・・」


元気ない。


「どうしたんですか?」


「あの3人も会議に行ってしまって」


「え!?」


それは気が気じゃないですね。


「俺は止めたんだけど、いつの間にかあいつらだけで一致団結して俺はおいていかれたってヤツ」


「あー・・はは・・残念ですね」


「まあ、散々怒ったりしたから距離を置かれてるのかも」


「そんな事」


「ねえよ」


とナギが補足してきた。


家出のクレハと数日過ごしたナギだ。



「クレハはお前の話ばっかりしてたし。めんどくさいくらい」


「ナギ君、面倒かけたね」


「まあ、仕方ねえんじゃねえの?あっちに奥さんと子供いるんだろ?」


あ、ナギ、それは人から聞いた個人情報では。



「うん、そうだよ」


とさらりと返してくれた。

大人な対応ありがとうございます。