「ナギ、もうめんどくせえから言うけど。ヒオリは俺のオンナなの。だから諦めろ」


「ば、馬鹿言ってんじゃねー!ヒオリは俺んだ!!」


「ナギ君・・」


その言葉にクレハちゃんがしょんぼりしている。

ナギも動揺を隠せない様だ。

なにせギンの顔がマジである。


「そんなに言うならわかった、何してたか教えてやる」



ぎゅっ

もみもみ。

ちゅーっ。


おもむろに私の体を抱きしめ、胸を揉み、唇にちゅーしてきた。

しかもナギを見下しながら。



「な・・なっ・・なっ」


な、何てことを!!!言葉が出ません!!!


私の顔が真っ赤に染まると、クレハちゃんが突っ込む。


「ヒオリさん、まんざらでもなさそうですね」

「へ!?そんな事・・」


なにその突然のぶっこみは。

もしやギンに加担している!?

そうね、クレハちゃんナギの事好きになりたいとか言ってたもんね(泣)


ちらり。

とナギを見ると今にも噴火しそう。

背後にゴゴゴが見える!

あれは幻なんかじゃなかったのね!!

死亡フラグ再びなんじゃないのコレ。