ギンはめんどくさそうに欠伸をしてる。

それが逆にナギを苛立たせてる。

怖い。


「ヒオリこっちに来い」


「え?あ、うん」


ナギが私を呼んだので私はとりあえずナギの方に行こうとした。

が、それはギンによって遮られた。


「駄目」


「あ・・」


ギン!?馬鹿なの!?何やってんの!?

心臓がヤバい音を奏で始めてる私だ。


「今日は俺と寝るの。ヒオリは」


「はあ!?」
「はあ!?」


綺麗にハモった私とナギの声に、クレハは驚きつつ喜んでいる。


「綺麗にそろった・・」