センリがナギの部屋に入ると、とても不思議な光景が広がっていた。


「ヒオリ?何やってんの?」


「え?あの・・これは」


私はナギの斜め後ろに正座していた。


「助けてやるかわりに何でもするって言うから、奴隷にした」


「・・は?」


センリは首を傾げる。

本を読みながらナギは言う。


「俺の奴隷にした。この女」


「マジ?」


「マジだ」


ツッコミどころ満載だった。


「殺したいほどヒオリを嫌ってたよね?昨日殺しかけたよね?
生理的に受け付けないんじゃなかったのか?」



ナギは頷いた。


「今も受け付けない。けど、奴隷は欲しい」


「・・おいおい」



なんとゆう自己中発言だ。