ギンはようやく口を開いた。少し怒り口調だ。

「でも現にお前はヒオリを呼び寄せてんだ。
きっと答えにたどり着けるだろ」


「・・努力はする」


「ていうか、ソレ見つけてぶっ壊すのか?ツカサを送った後に」


「簡単に言うけど、凄くでかいよ?頑丈に出来てるし。ギンのパンチじゃ効かないよ」


「わーってるよそんなこと」


私は気になる疑問をセンリに投げてみた。



「時空転送装置ってさ、未来にも行けるの?」


「いや・・どうだろうな?もし、未来がなくなっていたとしたらいけないだろうし」


「あ・・」


それは日輪が滅んだことを意味するのか。


しかもそのカウントダウンがゆっくりと動き始まってるのを私達は知っている。

センリが教えてくれたから。


「俺達も過去には飛べるのか?」


「それは出来なくない。憶測だけど。でも・・時空の歪みも生じるだろうし不安定だ。危険すぎる」


「え?じゃあツカサさんや他の連れてこられた人達は・・?」


「今はなんとも言えない・・ごめんな」


「ううん・・私もごめん。一番歯がゆいのはセンリなのに・・」


そうだよね。

今のセンリにはわからない事だらけだもんね。