「ん・・・」
「ヒオリ様!!」
目の前にはシズクちゃん。
「起きたか。まだ痛むだろ?ちゃんと寝てろよ」
近くのカウチにギンが座っている。
そして部屋の扉に背中をつけて立っているセンリがいた。
ナギがいない。
「ナギは・・」
「ああ、どっか行った」
「え!?」
そんなの聞いたら起き上がっちゃうよ。
「駄目だ、寝てろ。すぐ戻ってくるよ。凹んでたから頭冷やしてから戻ってくるだろ」
起き上がった体をすぐに戻された。
「でも・・」
「前に言ったろ?あいつはお前から離れられないって」
「ん・・」
でもいつも一緒にいるから、いないだけでとても不安で。
「ギンも頬真っ赤になってる。痛そう」
「あ?ああ、あいつが帰ってきたらやり返すだけだ。
今まで何万回も殴り合ってるけどノックアウトされたのは初めてだな。不意をつかれたわ」
「え!?何それ!?」
「それが昔からのうちのスタイルだ。だから気にすんな」
スタイルって。
「そんな事よりあいつ、私情で武器を使ってお前を殴ったんだ。本来なら兵士はクビだよ」
「えっ」
「でも王が家族のいつもの喧嘩だとか言ってもみ消してくれた」
「家族の喧嘩・・」
他の兵士さん達もいて無理があるのに・・トキワ様。
寛大すぎる。
「認めたくなかったけど、お前の立場マジで王妃だったからな。
王に殺されても文句は言えねえけど」
「あ・・・」
なんか後々ヤバそうなんですけど・・。
不安しか残らない。
「ヒオリ様!!」
目の前にはシズクちゃん。
「起きたか。まだ痛むだろ?ちゃんと寝てろよ」
近くのカウチにギンが座っている。
そして部屋の扉に背中をつけて立っているセンリがいた。
ナギがいない。
「ナギは・・」
「ああ、どっか行った」
「え!?」
そんなの聞いたら起き上がっちゃうよ。
「駄目だ、寝てろ。すぐ戻ってくるよ。凹んでたから頭冷やしてから戻ってくるだろ」
起き上がった体をすぐに戻された。
「でも・・」
「前に言ったろ?あいつはお前から離れられないって」
「ん・・」
でもいつも一緒にいるから、いないだけでとても不安で。
「ギンも頬真っ赤になってる。痛そう」
「あ?ああ、あいつが帰ってきたらやり返すだけだ。
今まで何万回も殴り合ってるけどノックアウトされたのは初めてだな。不意をつかれたわ」
「え!?何それ!?」
「それが昔からのうちのスタイルだ。だから気にすんな」
スタイルって。
「そんな事よりあいつ、私情で武器を使ってお前を殴ったんだ。本来なら兵士はクビだよ」
「えっ」
「でも王が家族のいつもの喧嘩だとか言ってもみ消してくれた」
「家族の喧嘩・・」
他の兵士さん達もいて無理があるのに・・トキワ様。
寛大すぎる。
「認めたくなかったけど、お前の立場マジで王妃だったからな。
王に殺されても文句は言えねえけど」
「あ・・・」
なんか後々ヤバそうなんですけど・・。
不安しか残らない。