そしてそれを聞き黙っちゃいないのがカサネだ。


「ギン!私というものがありながら他の男を・・・・許さんぜよ!!!その男の家を教えなさいっ」


「言ったら燃やすだろうが」


「当たり前でしょおおお!!」


「クソが」



そんなやり取りをしている間、センリが私を見つけた。


目で逃げろと合図してる。


いやいや、逃げろってどこに!?この家の作りすら把握してないっての!


慌てふためく私。



センリは区長に促す。


「どうしますか?区長」


「ふむ・・ギンがそう認めたのはわかったが・・一応見ておこう。報告せねばならん」


「仕方ないですね。区長もお仕事ですから・・。じゃあまずはギンの部屋を見せましょう」


「ああ」



そう言ってセンリはギンの部屋に区長を連れて行った。