「ヒオリ・・」
「まあ・・」
シズクちゃんもギンもポカンと口を開けている。
そんなに驚かなくてもいいじゃん。
「コレ着るのに二時間もかかっちゃった・・着付け大丈夫かな?」
と大きな鏡の前にいる私を見てあんぐりしつつ、シズクちゃんは裾を直してくれた。
「はい、お綺麗いに出来ています」
「良かった」
と赤い口紅を付けた口で私は笑う。
白と薄いピンクの和服に絹のセットで用意してあった羽織を着てみた。
浴衣の着付けは何度かやった事あるけど、本格的な和服は自分で着た事がなかったから。
「ギン?どうしたの?」
私のお姫様スタイルの和装にギンはまだ停止したままだ。
「おま・・なんで・・」
驚きすぎて言葉が出てこないみたい。
「え?だって、もう女だからって怯える必要なくなったでしょ?ここでは私は王妃なんだから」
「は・・はああ!!??」
私の発言にギンは思いっきり声を荒らげる。
きっと廊下全部にその声は響き渡った。
センリとの約束。
それは王の傍にいること。
・・・だから。
言ったじゃん。
ごめんて。
「まあ・・」
シズクちゃんもギンもポカンと口を開けている。
そんなに驚かなくてもいいじゃん。
「コレ着るのに二時間もかかっちゃった・・着付け大丈夫かな?」
と大きな鏡の前にいる私を見てあんぐりしつつ、シズクちゃんは裾を直してくれた。
「はい、お綺麗いに出来ています」
「良かった」
と赤い口紅を付けた口で私は笑う。
白と薄いピンクの和服に絹のセットで用意してあった羽織を着てみた。
浴衣の着付けは何度かやった事あるけど、本格的な和服は自分で着た事がなかったから。
「ギン?どうしたの?」
私のお姫様スタイルの和装にギンはまだ停止したままだ。
「おま・・なんで・・」
驚きすぎて言葉が出てこないみたい。
「え?だって、もう女だからって怯える必要なくなったでしょ?ここでは私は王妃なんだから」
「は・・はああ!!??」
私の発言にギンは思いっきり声を荒らげる。
きっと廊下全部にその声は響き渡った。
センリとの約束。
それは王の傍にいること。
・・・だから。
言ったじゃん。
ごめんて。