7時になった。


ギンはずっと廊下に居座っていたみたい。


シズクちゃんがきょとんとしていた。

首を傾げつつ扉をノックする。


「ヒオリ様、おはようございます・・」


と、いつも通り控え目。

きっとまだ寝ていると思ったに違いない。


「おはよう。入っていいよ」


「あ・・はい!失礼します」



シズクちゃんは私が起きている事に驚きつつ部屋に入ってきた。

当然の様にギンも一緒に後ろからついてきた。

私が拒否してから、ずっとムスッとした顔でいたみたい。

入ってきた時はムスッとしてた。

でも私の服装を見てその顔は一転した。