地下牢はほのかな灯りがついているだけ。

ブルーなライトで照らされている。

相変わらず気味悪い。

私は一つ一つ牢屋をビビりながら確認していった。

おばけ出そうなんだもん。



「・・誰だ?ギンか?」


と奥から二番目の牢屋から声がして、すぐにそれはセンリだとわかった。



「っ・・」


私は急に怖気づいてしまった。


臆病な私め。

会いたい一心で来たのに何を言われるか急に不安になった。


「・・・」


ゆっくりとセンリのいる牢へ向かう。


「センリ」


「お前は・・・」


センリは私を見つけると、驚いていたみたい。