「何それ!?BL天国ってこと!?」


「BL天国?何それ?」


しまった。取り乱した。


「ゴホゴホ・・同性愛者が多いってこと?」


「そりゃあ。女の数少なすぎるし。まあ、右手が恋人ってやつも多いけど」


「俺は女が好きだわ。どうみても柔らかそうだし。というか・・うん、柔らかい」


と、ギンが確認しながら私をさわさわしてくる。



「ぎゃあああ!!無理!死ね!」


ゴッ!!

私はギンの額にエルボーをかました。


「つー・・・・マジかよ。女ってもっとしなやかで大人しいもんだろ」


「知らん!そんなもん!」


やっぱり私の時代が一番平和!絶対!うん!


「ハハハっ・・ハハっ」


どうやら隣りでセンリがツボっている様だ。


「な、何?」


「だって、ぎゃああって・・女の声じゃない。鳥みたいだ」


「と、ととと、鳥はあんた達やあああ!!!」