「ちょっ!あっ!まっ!」


と慌てふてめいていると、ナギが頭にチョップをした。


「落ち着け。」


「痛でっ」


「どうしたんだよ」


「今の人!今の人がっ」


ナギはイライラ。

私はもたもた。


「このメモ帳の文字、私と同じ時代のなの!!」


「はぁ!?」


ギンとナギがメモ帳をめくる。


「ほんとだ、読めねぇ」


「でしょ!?もしかして今の人も過去から連れてこられたんじゃ」


「・・・なんでだ?センリもいないってのに」


ほんとソレよ!

ツカサさんも誰かに連れてこられたとすると・・。


ぞわっ。と鳥肌が立った。


「もしかして、他にもいるんじゃ・・」


「とりあえず急いで今の女追うぞ」


「待て、時間もったいねぇからナギとヒオリは追え。俺はツカサんとこ行って城に行くように言ってくるから」


流石ギン。俊敏だわ。


「わかった!じゃあまた後で!!」


と言って私はナギと一緒にさっきの女の人を追った。