もう一度よく辺りを見回すと、巨木が沢山並んだ先の先に草原や森が見える。
大自然てやつだ。
木と草と木と草と・・っていうか木と草しかないんですけど。
「ん?なんか飛んでる。鳥?」
遠くから翼の生えた鳥らしき姿が見えた。
3羽だ。
「ここの巣の鳥だったりして。ハハ、私食べられちゃう設定かー」
乾いた笑いをしながら私は体を乗り上げて向かってくる鳥を眺めていた。
カラスの様な黒い翼をした鳥が3羽やってくる。
「え!?デカッ!!」
どんどん近づいてくるその鳥たちの大きさは大体2,3メートルはあるだろう。
もし仮に、本当に仮に私は餌なんだとしたらあの巨大な鳥たちに突かれ引きちぎられ殺されてしまう。・・・のか???
いやいやまさか。
いやでもさっき痛みも感じたし。これは現実に起こっているんじゃないか?
未だに信じられないけど。でも・・・
「ととと・・とりあえず・・隠れて・・・って隠れるとこなんかないし・・・うううっ」
慌てふためき明らかに挙動不審な私。
だが今はそんなことを言っている場合じゃない。
本能が逃げろと言っている気がする。
間違いない、うん。
なんか動悸が激しくなってきた。
大自然てやつだ。
木と草と木と草と・・っていうか木と草しかないんですけど。
「ん?なんか飛んでる。鳥?」
遠くから翼の生えた鳥らしき姿が見えた。
3羽だ。
「ここの巣の鳥だったりして。ハハ、私食べられちゃう設定かー」
乾いた笑いをしながら私は体を乗り上げて向かってくる鳥を眺めていた。
カラスの様な黒い翼をした鳥が3羽やってくる。
「え!?デカッ!!」
どんどん近づいてくるその鳥たちの大きさは大体2,3メートルはあるだろう。
もし仮に、本当に仮に私は餌なんだとしたらあの巨大な鳥たちに突かれ引きちぎられ殺されてしまう。・・・のか???
いやいやまさか。
いやでもさっき痛みも感じたし。これは現実に起こっているんじゃないか?
未だに信じられないけど。でも・・・
「ととと・・とりあえず・・隠れて・・・って隠れるとこなんかないし・・・うううっ」
慌てふためき明らかに挙動不審な私。
だが今はそんなことを言っている場合じゃない。
本能が逃げろと言っている気がする。
間違いない、うん。
なんか動悸が激しくなってきた。