「じゃ、じゃあ何を待ってくれるって言うんですか!?」


すると王は私の耳もとでそっと一言。


「初夜だ」


ボッ///


な、ななっ!!

なんですとーーーーーっ!

顔が熱くなりすぎて破裂しそうです。

てかそんな色気ある声で言わなくても。

声フェチな私からすればマジで死ぬやつ。

いやむしろ初夜迎えなくても耳が妊娠しますから。



「本来ならば、婚儀の夜だったのだ。それを待ってやろうと言っている」


「そ、それは・・えっと・・その・・」


「あまり焦らすと良くないぞ」


何が良くないんですか。

と言いたいけど声が出ません。



「襲いたくなる」


王様もですか。

マジですか。

鼻血でそうです。

ヤバみ。