「今何が起こるって訳じゃないがこの場所がバレてるとなると違う場所に移るしか方法はないな」


「そ、そうだね・・ごめんツムギさん」


「いえ、私達も非難した方がいいわよね?ツカサ」


「ああ、だが俺達の目的はそのセンリだ。とりあえず同行させてくれないか?」


これか、ギンが言っていた面倒とは。

必ず巻き込んでしまうという事。



「ギン・・・どうする?」


「仕方ねえ。俺達にも落ち度はある。ついてくるのは構わねぇが、俺とナギはヒオリを守る事が最優先だ。命は保証できないぜ?」


「ああ、自分達の事は自分達でやる。そこは気にしなくてもいい」


とアサギさんは言った。


「私達だって戦えます」


と、クレハちゃんとツムギさんは後ろに隠していた自分の武器を取り出した。

ギンはぎょっと目を見開いた。


「え、お前ら・・」


「我々をだたの女と思わないで欲しい。それなりに訓練を積んできた。
そこらへんにいる兵士よりも腕は立つと思うが」


「なるほど・・そっちの方向にいったわけか。逞しいな」


やる気満々の3人にツカサさんは困った顔をしている。


「本当だよ。俺は何度も助けられてる。でも危険だからやめて欲しいんだけどな」


私の口はぽっかり開いた。

女はおしとやかという概念が吹き飛んだ。