私達が首を傾げている合間、そっちはそっちでモメだした。

アサギさんは怪訝そうに顔をしかめている。



「他人にこんな事言っても理解できるハズないだろう?」


「でも、何か手がかりがあるかもしれないし」


「こいつら一般市民なんだろ?城の事なんか解るわけもないし」


とかなんとか聞こえてくる。


「でも私の勘なの!」


とツムギさんは声をあららげた。

おいおい、勘でこんな事をやっているのかい。


「いいんじゃないか?言っても信じなかったらそれで終わりだし」


とツカサさんがすかさずフォロー。


「ツカサ・・」


ツムギさんはとても嬉しそうだ。