私は体がガッチガチになるほどに動けずに我慢した。

ゆえに、機嫌が悪かった。


ツムギさんに用意してもらった料理を食べながら、ずっとギンを睨みっぱなしだった。



「な、なんだよ。その顔」


とギンはおどおどしている。


「別に・・」


「別にの顔じゃねえよな?」


「フフフ・・」


ツムギさんだけが楽しそうだった。


「食べ終わったらナギ君にも持って行ってあげましょうね」


「ありがとうツムギさん」


と私はとげのある言い方でお礼を言った。