すると突然私の体を抱きしめた。

バタン。

とそのままソファに倒れた。


「うわっ・・ちょっ・・重い」



起きてるの!?この男~~~!!(怒)



「・・ん・・ヒ・・ぉ・リ・・。行くな」



寝ぼけてるっぽい、というか夢の中っぽい。


「重い・・」


ぎゅっ

と私を抱き枕の様に抱きしめながらギンは完全に寝てしまった様だ。



ドキン


あれ、なんだ。胸が。まさかギン如きにときめいてんのか私は。

あり得ないあり得ない。うん。あれ、でも動悸がヤバい。


ドキン

ドキン


ギンの鎖骨部分に顔をうずめられ動けない私。


「・・・もぅ」


私はそのまま黙ってぬいぐるみ状態になってしまった。