「あの・・ツムギさん。凄く厚かましいんですけど。ナギが良くなるまでここにいさせてもらう事って出来ますか?」


とおずおずと聞いてみると、ツムギさんはコクコクと強く頷いた。


「もちろんです。こんな状態で放り出す非情にはなりたくありませんから」


「ツムギさん・・」


つい嬉しくてうるうるしてしまった。


「早く良くなってくださいね。ナギ君」


「・・・」


返事は無かったが、ナギは頷いた様な顔をしていた。