当然の事ながら

私は自分の頬をムニィィィッ~~

と抓ってみる。


「いひゃい・・・なぁ・・」



パチコーーーンッ!バシバシッ!

と頭を叩いてみる。


「ん痛ーーーっ」


バリバリッガリッ

と腕をひっかいてみた。


「あ痛ーーー・・ちょっと力強すぎた・・血出てきた。って、何やってんだ私・・はぁ。」


そして落胆し重いため息を吐く。


吐ききった。



「なんでこんな所で・・」



静まり返った大きな鳥の巣らしき場所で、一人ぽつりと呟く。



「はぁ・・夢なら早く覚めないかなぁ。お腹減った」


チチチチ・・・

どこからか虫の鳴く声が聞こえる。