「痛い!痛い痛い!!割れる!頭が割れちゃううううう」


痛すぎて地面に転がった。


「おい、まじかよ!ヒオリ!!」


「頑張れヒオリ!!」


「うあああああっ!!!」



もがく私を、ギンとナギは手を握り応援してくれた。


ズッキン!!!

と最後に痛みを感じ


「うっ・・・」


倒れてピクリとも動かなくなった私。


「ヒオリ!」


「おい!」


心配そうに見つめる二人。


「・・・・ん」


私は気が付くとその二人を見て、泣き出してしまった。



「ギン・・・ナギぃい・・」


「!!!」


「戻った!?」


「うん・・うん・・」


頷き、私は二人に飛びついた。


「全部・・思い出したよ・・うええええん」


「良かった・・」


「ああ、カサネのおかげだな」


ギンとナギも少し涙目になっているようだ。