「ヒオリ!!早くこっちへ!!」


とナギが言った。


しかし、私が答えたのはこう。


「だ、誰ですか」


「は?」


ギンもナギも、その言葉に理解出来ずに固まった。


「ヒオリ冗談言ってんじゃねぇぞ!!」

「ナギ、落ち着け。お前、骨大丈夫かよ」

「そんな事心配してる場合か!?ヒオリが変だぞ」

「ああ、知ってる」



と王を睨みながら二人で確かめ合う。