「ヒオリーーーー!!!!」


そう叫びながら、包帯を巻いた姿で現れたのはナギだった。


ナギ!?

ギンは焦る。


「ば、馬鹿!」

「あっ!ギン!」


慌ててナギを止めに入ったが既に遅し。


ナギが王と私の前に立ちはだかった。

手には何処から手に入れたのか、刃物を持っていた。

その後ろにはギンとカサネの姿もある。


「お前達は・・センリの」



しかし王は3人を見ても全く動じず、相変わらず余裕さえ感じる。



「ヒオリは返してもらう!」


と物凄い剣幕でナギは言った。