私は真っ白だった。


なんていうか、まっさらな感じ?


なんのストレスも無く幸せな気分さえやってくる。


トキワ様に手を引かれ、私は城の最上階へ向かっていた。



「昼間の景色も見事だが、夜も夜景が綺麗だぞ」


「そうなんですか・・」


隣でニコリとほほ笑むトキワ様。


一緒にいるだけで和むんだ。


幸せってこういうものなんだな。

きっと。